三重県安全運転管理協議会

一般社団法人 三重県安全運転管理協議会 事業計画

自 令和 2年4月 1日
至 令和 3年3月31日


 1 概説

 全国的には、令和元年中の交通事故死者数は前年比317人減の3,215人に上り、ピーク時(昭和45年、死者数16,765人)の25%以下を維持するとともに、人身事故も平成16年に過去最悪を記録して以降、15年連続して減少した。
 三重県では、令和元年中の交通事故死者数は75人で、前年に比べて12人減少した。
 交通死亡事故の特徴として、
   1.高齢者が5割を超える
   2.交通弱者(歩行中、自転車乗用中)が4割を占める
   3.シートベルトの非着用者が約6割を占める
   4.飲酒運転の根絶に至っていない
 が挙げられている。
 当協議会としては、「安全運転管理事業所からの交通事故の減少」を目指し、令和2年度の業務推進重点を「事業所の組織的交通事故防止体制の確立と交通事故防止対策の推進」とし、「事業所における安全運転管理者の地位の確立と指導力の向上」を図りつつ、安全運転管理協議会、安全運転管理事業所、安全運転管理者が一体となった交通事故抑止対策の推進を図ることとする。


 2 体制の整備等

 (1) 事務処理の適正化
 引き続き適正な事務処理に努めるとともに、合理化・効率化を図る。

 (2) 安全運転管理事業所の設置促進
 新年度においても、引き続き警察に対して安全運転管理者未選任事業所の発掘と設置促進を強力に要請するとともに、警察、地区協議会と連携し未選任事業所の発掘と設置を推進する。

 (3) 活動の強化
    ア 安全運転管理事業所にとどまらず地域にも波及効果のある活動を推進する。特に「飲酒運転等悪質・危険違反による事故抑止」、「高齢者事故の抑止」、「シートベルト着用捉進による事故抑止」「ちょっと早めのライトオン」等の活動が職場ぐるみ、ひいては地域ぐるみで行われるよう広報啓発活動を推進する。
    イ 事業所の交通安全教育を支援する「交通事故写真パネル、交通安全DVD」等の無料貸出を行う。

 (4) 地区協議会との連携
 地区協議会との連携により円滑に業務を推進し、とりわけ地域の特性を生かした独自の交通安全活動を奨励する。

 (5) 関係機関・団体との連携の強化
 各事業所における適切な安全運転管理に寄与できる効果的な安全運転管理者等講習の実施の外、三重県安全運転管理協議会活動を効果的に推進するため三重県及び三重県警察との連携強化を図る。


 3 効果的な安全運転管理者等講習の実施

 (1) 効果的な講習の実施
 安全運転管理者等講習は、県下14会場において51回の実施を予定し、特段の事情が生じた場合は別途計画により実施する。

 (2) 効果的に活用できる資料の導入
 安全運転管理者等講習の実施に当たっては、安全運転管理者等の交通安全管理能力の育成を主眼に変化する交通情勢に対応したテキスト等の作成、導入、配布に努める。
 具体的には、地域性に照らした当協議会独自の資料(「講習テキスト」、「交通安全のために~令和元年中の交通事故から~」等)をはじめ安全運転管理者が効果的に活用できる資料の配布に努める。

 (3) 講習内容の充実
 安全運転管理協議会専任講師は、15人、4企業(鈴鹿サーキット交通教育センター、JAF三重支部、NEXCO中日本及び東京海上日動火災)に委嘱、管理者の管理能力・知識の育成を内容とした講義を実施する。

 (4) 講習効果の向上
 講習効果を高めるため、自動車安全運転センター等他機関、団体との連携を図る。


 4 事業所における事故防止活動の強化

 安全運転管理者等講習の効果を高めるため、事業所内での指導体制を強化し、事故防止活動の推進を図る。

 (1) 講師の無料派遣制度を継続実施し、事業所の要請に最大限応えるとともに、部外講師の紹介を行うなど事業所における交通安全活動の支援を図る。

 (2) 事業所内における交通安全対策実施を支援するため「交通事故写真パネル」、「交通安全DVD」の貸出しと関係資料の提供に努める。

 (3) 安全運転管理者等を対象に、鈴鹿サーキット交通教育センターにおいて安全運転管理に係る実技講習を実施する。


 5 継続事業の強化

 (1) 機関紙の発行
 機関紙「みえANKAN」の発行に当たっては、同機関紙の記事が安全運転管理事業所の交通安全対策に資するものとなるように内容の充実に努める。

 (2) 「安全運転管理推奨像設置」事業の活発化
 安全運転管理推奨像を事業所間でリレー式に設置しての交通安全対策については、警察、地区協議会との連携の下に効果的な運用を図る。


  6 安全活動の推進

 三重県交通対策協議会及び三重県警察の行う交通事故防止対策に参画するとともに安全運転管理協議会独自の交通安全活動を積極的に推進する。

 (1) 年間重点目標
 交通事故防止活動の重点は、次の三重県交通安全県民運動の年間重点目標に従い、地区協議会、安全運転管理事業所と一体となって活動を推進する。
 1. 高齢者の交通事故防止
 2. 子どもの交通事故防止
 3. 横断歩道における歩行者優先の徹底
 4. シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
 5. 飲酒運転の根絶
 6. 自転車の安全利用の推進
 7. 夕暮れ時又は天候に応じた早めのライト点灯の推進
 8. 反射材の普及促進

 (2) 交通安全運動の積極的な推進
 全国交通安全運動、交通安全県民運動に際しては、ポスター、チラシなどを作成配布するほか、機関紙、講習会等を通じて広報啓発活動を推進し、効果的な事業所活動の促進を図る。
 また、県内全域にわたり、三重県自家用自動車協会との合同による報道機関を通じた広報活動を行う。

 (3) 交通事故抑止重点対策の推進
 三重県交通対策協議会及び三重県警察の実施する「思いやりとゆずりあいで交通事故をなくす年間運動」(四季の安全運動、夕暮れ時、ちょっと早めのライト・オン運動)等の事業に対して積極的に参画する。
 三重県飲酒運転0(ゼロ)をめざす運動を推進し、事業所における飲酒運転の根絶を図る。
 また、県が発令する「死亡事故多発非常事態宣言」等に際しては、当協議会における取組みを実施する。

 (4) 「無事故・無違反チャレンジ123」事業への参画、協賛
 三重県交通対策協議会「無事故・無違反チャレンジ123」実行委員会主催による同事業の推進に積極的に協力し、特に多数の安全運転管理事業所の参加を呼びかける。


 7 その他

 (1) 全日本交通安全協会主催の「交通安全国民運動中央大会・分科集会(企業部会)」等への参加促進を図る。

 (2) 他府県安全運転管理協議会を視察するなどして連携を深め、これを通じて安全運転管理協議会業務の適正管理を図る。

 (3) その他必要と認める事業を実施する。