三重県安全運転管理協議会

一般社団法人 三重県安全運転管理協議会 事業報告及び決算報告

自 平成31年4月 1日
至 令和 2年3月31日



第1 総   括


1 交通事故防止活動の概要

 当安全運転管理協議会は、令和元年度の業務推進の重点を「事業所の組織的交通事故防止体制の確立と交通事故防止活動の推進」とし、安全運転管理協議会、安全運転管理事業所、同安全運転管理者及び三重県・三重県警察が一体となって安全運転管理者等講習及び各種交通安全施策等を展開し、昨年は交通事故抑止で成果をあげた。
 令和元年中の全国及び県内並びに安全運転管理事業所における交通事故の発生状況は以下のとおりであった。

 (1) 全 国 情 勢

人身事故件数 381,237件 前年比 -49,364件
死 者 数 3,215人 前年比 -317人
負傷者数 461,775人 前年比 -64,071人

 令和元年中の交通事故死者数は、前年比317人減の3,215人で、過去最多であった昭和45年(16,765人)の25%以下を維持し、統計に残る昭和23年以降で最少となった。
 人身事故は、381,237件発生し、負傷者数は461,775人に上ったが、平成16年に過去最悪を記録して以降15年連続して減少した。

 (2) 三 重 県 内 情 勢

人身事故件数 3,647件 前年比 -1,040件
死 者 数 75人 前年比 -12人
負傷者数 4,688人 前年比 -1,448人

 交通事故死者は75人で、三重県警察の記録に残る昭和29年以降最少となった。
 この結果、都道府県別の人口10万人当たりの死者数は4.19人で、30年に比べて0.64人減少し、全国ワースト3位から同7位となった。都市別の10万人当たりの死者数は、松阪市がワースト1位、伊勢市が20位、桑名市が34位、津市が55位、鈴鹿市が88位、四日市市が162位であった。
 人身事故は前年比1,040件減、負傷者数も前年比1,448人減と減少傾向を維持した。

 (3) 安全運転管理事業所内情勢

人身事故件数 214件 前年比 +17件
死 者 数 7人 前年比 -1人

 安全運転管理事業所の人身事故は前年比17件増加の214件(+8.6%)、交通事故死者数は前年比1人減となった。一方、安全運転管理事業所の交通事故の中に第1当事者の占める割合について、人身事故は、126件発生し、安全運転管理者等を置く事業所が関与する事故の58.9%(前年比-1.5P)、死亡事故は3件発生し42.9%を占めた。


 2 安全運転管理者選任事業所の状況

事業所数(令和元年3月末)
5台以上使用事業所 6,324事業所 前年3月末対比 -58事業所
マイクロバス 〃  527事業所 前年3月末対比 - 2事業所
運転代行業 90事業所 前年3月末対比 + 7事業所
事業所(正管理者)計 6,941事業所 前年3月末対比 -53事業所

副管理者選任事業所 863事業所 前年3月末対比 + 2事業所
副管理者 1,249人 前年3月末対比 +15人
管理者合計 8,190人 前年3月末対比 -38人

 安全運転管理者設置事業所の減車、事業縮小、廃業等で175事業所が安全運転管理者を解任し、新規選任事業所は122事業所であったことから53事業所の減少となった。
 なお、事業所の統廃合等により、副安全運転管理者は15人増加した。



第2 業 務 事 項


 1 体制の整備

 (1) 活動体制の強化
 ・ 「無料交通安全講師」の派遣、貸出し用「交通事故写真パネル」、「交通安全DVD」等の整備充実を図った。
 ・ 各種交通安全行事日程、安全運転管理事業所の交通安全取組事例を掲載するなど機関紙「みえANKAN」の内容の充実強化、「ホームページ」を通じた情報提供等により、事業所の活動体制の強化に寄与した。

 (2) 地区協議会との連携強化
   地区協議会と連携、法定講習の受講促進、各種交通安全活動を推進した。

 (3) 未選任事業所の設置促進
   安全運転管理者制度の適正な運用のため、警察本部、地区協議会と連携、未選任事業所の把握と届出の促進を図った。


 2 安全運転管理者等講習の実施

 (1) 実施概要

 年間を通じ県下14会場で当初計画48回、補充講習4回、再補充講習1回、計53回実施、受講率は、100.0%(過去最高)となった。
 同講習は、令和元年度の年間テーマである「事業所の組織的交通事故防止体制の確立と事業所の交通事故防止活動の推進」を中心にしたプログラムにより実施した。
 ① 講義
   警察幹部(交通事故情勢と事故防止対策、安全運転管理者の任務)、弁護士等部外講師(安全運転管理、指導の重要性等)、鈴鹿サーキット交通教育センター(「クルマと上手につきあう」)による講義
 ② 視聴覚教養
   交通安全DVD(「見直そう!あなたの運転~事故を防ぐための運転操作~」)の上映


 3 交通安全対策

 (1) 啓発活動
 機関紙「みえANKAN」(毎月発行)に「交通安全行事日程」や「事業所の交通安全取組事例」等を掲載して安全運転管理事業所の交通安全意識の高揚を図った。

 (2) 安全運転管理推奨像リレーの実施
 地区協議会と警察署が連携し計画的に推進、同リレーの引継式を警察署で行った地区、警察、地区協議会職員が直接事業所に出向き行うなどの方法をとった地区など、創意工夫をこらして、同事業の効果的な運用に努めた。

 (3) 各季交通安全運動への積極参加
 「各季交通安全運動」では、自家用自動車協会、各地区事務所と連携して街頭広報活動を展開した外、安管事業所に機関紙により実施要領の徹底を図るとともにチラシ、ポスターを配付して交通安全意識の高揚を図った。
 特に、年末の交通安全県民運動では、「年末の交通安全キャンペーン出発式(12月2日)」、「企業訪問~住友電装株式会社津製作所における交通安全講習会(12月10日)」を実施した。

 (4) 三重県及び三重県警察が行う各種施策の支援
 ・ 「無事故・無違反チャレンジ123」運動(三重県主催)の支援(協賛金の提供)
 ・ 三重県警察に対し「反射材」を贈呈

 (5) 事業所活動の支援
 安全運転管理者の事業所内での活動支援のため、
 ・ 無料交通安全講師の派遣(年間56回、受講者4,503人)。
 ・ 10月23日、鈴鹿サーキット交通教育センターにおいて、事業所の安全運転管理者等38人が出席してインストラクター指導の下、実走行による「交差点~交差点左折時の「ながら運転」において後方・左右の確認、速度調整、ウィンカー等の操作を体験」、「止まる~ブレーキング時の「ながら運転」において、後方の確認、予告ブレーキ時の操作を体験」等の実践講習を実施した。
 ・ 交通安全啓発機材の貸出
    ① 交通事故写真パネル(24事業所24組)
    ② 交通安全DVD(193事業所300枚)
    ③ アルコール検知器(9事業所33器)
    ④ 酒酔い体験ゴーグル(12事業所19個)
    ⑤ のぼり旗、チラシなどの啓発物品の配付


 4 国、県等主催行事への参加、協力

 (1) 「交通安全国民運動中央大会」への参加
 令和2年1月21日~22日、全日本交通安全協会主催の「交通安全国民運動中央大会」(分科集会(企業部会)、中央大会本会議、表彰式(優良安全運転管理者(緑十字銀章)=1人、優良事業所=2社が受章、優良安全運転管理協議会=1協議会が受章)に安全運転管理事業所関係者、県安全運転管理協議会事務局員が出席した。

 (2) 三重県及び三重県警察が取組む交通対策への参画
    ① 「無事故・無違反チャレンジ123」(7月1日~10月31日、三重県主催)の実施に伴い、ポスター、チラシ配付、機関紙登載等を通じて同取組みへの参加呼びかけを行った。
    ② 「四季(春・夏・秋・年末)の交通安全運動」における交通安全活動
      ・ 春の全国交通安全運動出発式(5月10日、三重県庁)
      ・ 夏の交通安全県民運動出発式(7月11日、ボートレース津1階ツキツクステージ前広場)
      ・ 秋の全国交通安全運動出発式(9月20日、三重県総合博物館)
      ・ 年末の交通安全キャンペーン出発式(12月2日、三重県警察本部)
      ・ 年末の交通安全県民運動「三重県交通安全県民大会」(12月7日、ツッキードーム)


 5 地区活動

 各地区協議会は、安全運転管理者等講習会では煩雑な受付業務等の支援の外、各地区単位で以下の取組みを実施、交通安全広報啓発を行った。
 ① 交通安全運動出発式への参加と街頭啓発活動(全地区)
 ② 無事故・無違反チャレンジ123運動参加推奨(全地区)
 ③ 無事故・無違反チャレンジ123運動参加事業所への助成(伊賀地区)
 ④ 無事故・無違反チャレンジコンテスト(津地区)
 ⑤ 安全運転管理推奨像伝達式の開催 (全地区)
 ⑥ 交通安全研修会等の開催
   ・ 第8回安全運転競技会(10月21日、津地区)
   ・ 第8回安全運転研修会(10月28日、津地区)
 ⑦ 交通安全青年部会への助成(津地区)

 6 大事業所部会の活動

 (1) 会 議
    ① 全体会議
      平成31年4月24日、津市北河路町19番地1「メッセウィング・みえ」において、役員会を開催、「平成30年度事業報告及び同収入支出決算」、「令和元年度事業計画及び同収入支出予算(案)」について審議をした後、全体会議を開催し、上記内容について報告した。
    ② 役員会(ブロック長会議)
      令和2年3月6日、津市新町1丁目6番28号「プラザ洞津」において、警察本部交通部幹部の出席の下、ブロック長会議を開催、「令和元年度事業報告及び同収入支出決算(案)」、「令和2年度事業計画及び同収入支出予算(案)」、「当面の問題等」を審議するとともに意見交換を実施した。

 (2) 実施事業
    ① 交通事故防止啓発活動
      ア 「安全運転講習会(指導者トレーニング)」の開催(再掲)
         令和元年10月23日、鈴鹿サーキット交通教育センターにおいて38人が参加して実践講習会を開催した。
      イ 「企業訪問」による講習会の開催(再掲)
         令和元年12月10日、住友電装株式会社津製作所(津市)を訪問し、啓発物品の贈呈を行うとともに、部外講師による講習会を開催した。
    ② 事業所が行う交通安全対策を支援する活動
      ア 四季の交通安全運動等の各種チラシ、ポスター、のぼり旗、大事業所安全運転管理者用 「交通安全テキスト」等を配付した。
      イ 「無料交通安全講師の派遣」、「交通安全DVD、交通事故写真パネル、アルコール検知器、酒酔い体験ゴーグルの無料貸出」等により事業所内における交通安全対策を支援した。




貸 借 対 照 表
令和2年3月31日現在
(単位:円)
科 目 当 年 度
Ⅰ 資産の部
   1 流動資産
     流動資産合計 21,525,216
   2 固定資産
     (1)特定資産合計 26,251,392
     (2)その他固定資産合計 93,194
     固定資産合計 26,344,586
       資産合計 47,869,802
Ⅱ 負債の部
   1 流動負債
     流動負債合計 256,141
   2 固定負債
     固定負債合計 21,251,392
       負債合計 21,507,533
Ⅲ 正味財産の部
     一般正味財産 26,362,269
      正味財産合計 26,362,269
      負債及び正味財産合計 47,869,802
正 味 財 産 増 減 計 算 書
平成31年4月1日から令和2年3月31日まで
(単位:円)
科 目 当 年 度
1 経常増減の部
  (1) 経常収益
       受取会費 28,335,880
       事業収益 81,430,666
       雑収益 1,980
      経常収益計 109,768,526
  (2) 経常費用
       事業費 86,374,733
       管理費 22,012,124
      経常費用計 108,386,857
       当期経常増減額  1,381,669
      
2 経常外増減の部
  (1) 経常外収益
      経常外収益計 0
  (2) 経常外費用
      経常外費用計 0
       当期経常外増減額 0
       
 当期一般正味財産増減額 1,381,669
 一般正味財産期首残高 24,980,600
 一般正味財産期末残高 26,362,269
 正味財産期末残高 26,362,269