
シールドサクション工法 ■ Q & A ■
石綿スレートは、解体時に釘を抜く作業を行わなければなりません。すると、一本の釘を抜くだけで2〜3万本の飛散性アスベストが発生します。この飛散したアスペストを人が吸入してしまうととても危険です。

アスベスト飛散の様子
Q石綿を吸入すると、なぜ危険なのですか?
A石綿は丈夫で変化しにくいため、吸い込んで肺の中に入ると組織に刺さり、15〜40年の潜伏期間を経て、肺がんや中皮腫などの病気を発症する恐れがあります。
Q現在どのような対策が行われていますか?
A屋根材の表面に水をまきながら作業を行う工法(湿潤化工法)が現在法律で決められています。しかし次の問題点があります。
- 釘抜き工具が屋根材を傷つけてしまうため、石綿が飛散します。(周辺民家へも飛散してしまいます)
- 釘を振く時にも水をかける必要があるため、大量の水が必要です。
- 作業者が水で滑る危険性かあります。
- 屋内へ水が侵入する恐れがあります。
Qシールドサクション工法ってどんな工法ですか?
Aクリーンルーム用掃除機と専用の工具を使って高速(約20m/sec)の風で釘、飛散石綿、粉じん、破砕片を吸引除去する工法です。もちろん屋根上に水をまく必要はありません。
Qシールドサクション工法では石綿の飛散を防ぐことかできますか?
Aシールドサクション工法では、実証試験においても、屋内試験においても、敷地境界基準を十分に満足しています。


シールドサクション工具

トラップボックス

クリーンルーム用掃除機