・テレビ・ビデオ・放送方法の違い
 1.ビデオ信号方式

 世界中で使用されている、テレビ・ビデオ・放送方式は「PAL方式」・「NTSC方
式」・「SECAM方式」の3種類が存在します。日本は「NTSC方式」をオーストラリ
アでは「NTSC方式」を採用しています。

 2.周波数

ビデオ信号方式(放送方式)が同様でもテレビチャンネルの周波数が違う場合
は、放送の受信が出来ない場合があります。


 3.対策

 マルチ対応のビデオデッキ・テレビを使用すれば、殆ど問題なく再生・録画で
きます。

 ・ビデオを再生・録画

 マルチシステムVTRは、PAL方式で入力された信号はPALで、NTSC方式で入
力された信号はNTSCで録画することが可能です。つまり、テレビ放送の場合、
オーストラリアであればPAL方式で放送されていますので、TVチューナーが搭
載されているモデル(再生専用以外)であれば、PAL方式でビデオテープに記録
されますし、日本のようなNTSC方式で放送されている国であればNTSC方式で
録画されます。

 ・テープをダビング

 テープダビングについても上記と同様お考えください。但し、一方、これらの
PALやNTSC方式で録画されたビデオテープの再生も可能ですが、あくまでも
、NTSCで録画されたビデオはNTSC方式で、PAL方式で録画されたテープは
PAL方式で再生されます。その為、PALで録画されたビデオテープの再生信
号は、上記の様にPAL信号で出力されるため、PAL方式のTVもしくは、マルチ
システムTVが必要となります。また、ダビングに付いても同様に、受け手の
VTRについては、PAL方式のVTRもしくは、マルチシステムのVTRがもう一台
必要ということになります。

再生(日本のビデオをオーストラリアで見る場合)
1.ビデオデッキ(マルチステム)+システムコンバター+PALテレビ
2.ビデオデッキ(マルチステム)+マルチシステムテレビ

ダビング(日本のビデオをオーストラリアのビデオに変換)
1.ビデオデッキ(NTSC対応で再生)+システムコンバター+ビデオデッキ(PAL対応録画)
1.ビデオデッキ(NTSC対応で再生)+システムコンバター+マルチビデオデッキ


ダビングについては、著作権の侵害になる場合もありますので、
十分注意してください