見え方と光源の色温度
 光源位置を変えてみて、次に試したのが光の色温度の変化。以前は、「明るいけれど炎のように熱い」100W、130W等のハイワッテージバルブが主流でしたがヘッドランプレンズが耐熱性に高いガラスから樹脂製に変わってから発熱の大きいハイワッテージバルブは姿を消して行きました。
変わりに登場したのが、HIDを代表とする青白い「色温度の高い」バルブ。普通の沃素球で色温度は3600k前後とされています。前項で紹介した画像は、標準ハロゲン球なので、3600k前後。それにしては黄色っぽいので3200−3400k相当ではなかろうかろと。追加したウィングライトのpiaaのが「extreme white」なので4150k。
色温度 いろおんど
 ある色を放つ光源に含まれる、青紫光と赤色光の相対的な強さを表す数値。定義は、その光と同じ色の光を完全黒体が放射 する時の黒体の温度である。単位はK(ケルビン)が用いられるが、色温度の場合には温度記号は付けないことが多い。  色温度が高いほど青っぽく、低いほど赤っぽくなる。真昼の日 光は5500〜6000Kと言われており、カメラのカラーフィルムは5500K前後に最も適するように作られている。
ルーフの作業灯のバルブを交換すべくカー用品のバルブ売り場で色々物色して「これならまぁ安心して使えるだろう」と選んだのがBOSCHの「クリスタルジュピター」4180kとPHILIPSの「クリスタルビジョン」4300k。個人的にお気に入りのCIBIEのVESTECは売り場には置いてない。果たしてどの程度の差があるかが楽しみ。
ノーマル沃素球と比較するために片側ずつ違うケルビン数のバルブに交換して段々と色温度を上げて差を見ることに。
バルブの色温度の差。BoschよりPIAAの方が色温度が高く見えるのは、ライトレンズが原因?

もう一組の組み合わせ、BoschとPhilipsの組み合わせでの差はこんな感じ。

色温度120kが以外に大きな違いに見える。
ケルビンは色温度の単位なので各メーカーでバラつきは無いはずなんだけど。

作業灯にPHILIPSの4300kの「バルブ」を入れた図。視界は大分クリアーに感じる。 ヘッド、作業灯、ウィングをフル点灯の図。ヘッドの色温度の低さは歴然。
結果、ルーフの作業灯を色温度の高いバルブに交換したことで見やすさは飛躍的に向上。フロントガラスに結構ホコリが付いているのにこの段階ではグレアはほとんど出ていない。ボンネットへの反射光もそれほど気にならないレベル。今後の課題はウイングライトの遮光。

手持ちのジャンクパーツのアルミの端材を加工して作ってみた遮光板。
これでほとんどの「漏れる光」をカット成功
なかなか具合がよろしい。

おまけ
操作しづらくて仕方の無かったウィンカースイッチをフォークリフトのウィンカースイッチを使って新設。
見た感じハウジングが樹脂製かと思いきや、豪華なダイキャスト製。ええモン使いすぎだぜ、日産。
安全性と操作性は格段に向上。